脂肪は水素・炭素の含量が多いから同じ重さで比較すると、糖質やタンパク質の約2倍の発熱量を持っている。非常に効率のいいエネルギー源であるから、私たちは食べ物から各種の脂肪を吸収して、これをエネルギー源として使ったり、体の組織の中に蓄えたりする。ただし蓄えすぎると肥満になる。
また脂肪は、エネルギー源としてだけではなく、生体膜の構成要素となったり、タンパク質の結合物質の一部となったり、ホルモンの材料となって使われたりしている。