健康管理の栄養学

アミノ酸

アミノ酸は、広義には(特に化学の分野では)、アミノ基とカルボキシル基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称である。 一方、狭義には(特に生化学の分野やその他より一般的な場合には)、生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸」を指す。

α-アミノ酸とはカルボキシル基が結合している炭素(α炭素)にアミノ基も結合しているアミノ酸であり、R-CH(-NH2)-COOH という構造をとる。

Rは、アミノ酸の種類を決定するもので、今まで80種類以上のものが発見されているが、私たち生物が利用するアミノ酸は約20種類である。

このアミノ酸の20種類のうち、9種類のものは、私たちの体の中で自動的に合成できないから、食べ物から取らなければならない。この動物が体内で合成できないアミノ酸を、その種にとっての必須アミノ酸と呼ぶ。必須アミノ酸は動物種によって異なる。

栄養素としてはもとより重要であるが、近年はアミノ酸を含有する補助食品が消費者に一種の健康ブームを引き起こしており、健康食品、飲料メーカーなどが盛んに新製品を出している。


アミノ酸の組み合せ(プロテインスコア)
アミノ酸のエネルギー代謝経路
窒素平衡
アミノ酸の味

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