栄養のバランスというのは、一つの目安はあるが個人差もあり、民族的食習慣の違いもあったりして、なかなかとらえにくい問題である。
しかし、極端に過剰となったり不足したりする場合には、さまざまな障害が表われる一般論としていうと、タンパクク質・脂質・炭水化物については、過剰と不足のときの障害は比較的わかる場合が多いが、ビタミン類やミネラル類については、不足による障害については研究が進んでいるものの、過剰による障害については未知数の部分が多い。