一般的に、空腹時は、「おなかが空いた」といい、逆に満腹時は「おなかがいっぱい」と言う。
この場合のおなかとは、胃のことをいっいるが、胃を手術して取り去った人でも空腹感はおこるし、空腹感が持続すると、おなかの中に何もなくても空腹感はなくなってしまう。
食欲のメカニズムは意外に複雑で、胃の収縮運動、血液中の糖濃度、あるいは血中の遊離脂肪酸、必須アミノ酸の状態、体温などが徴妙にからまって脳の中枢神経と連結し、食欲をコントロ一ルしているものと考えられている。