人間の体というのは、60兆もの細胞が集まり、それぞれ個性をもったグループ(各器官・臓器)を作って、互いに協調的に活動を営んでいる。
ところが、この細胞または細胞グループになんらかの原因が加わって、協調的な活動が乱されて変調をきたす場合がある。この協調的活動の乱れを一般に病気と言っている。
では、その細胞の協調的活動を乱すものはなにかというと、それがはっきりわかっているものもあれば、よくわからないものもある。原因も単一なものもあれば複合的なものもあって、病気を原因別に分類することは難しいとされている。