国民の健康を維持・増進し、あわせて食生活スタイルの改善をめざして、昭和60年(平成12年改定)に「健康づくりのための食生活指針」が、厚生省からの指導として発せられた。この指導は、5大項目からなり、各項目に2小項目が付帯している。
①多用な食品で栄養バランスを
・一日30食品を目標に
・主食、主菜、副菜をそろえて
②日常の生活活動に見合ったエネルギーを
・食べすぎに気をつけて、肥満を予防
・よくからだを動かし、食事内容にゆとりを
③脂肪は量と質を考えて
・脂肪はとりすぎないように
・動物性の脂肪より植物性の油を多めに
④食塩をとりすぎないように
・食塩は一日10グラム以下を目標に
・調理の工夫で、むりなく減塩
⑤こころのふれあう楽しい食生活を
・食卓を家族ふれあいの場に
・家庭の味、手づくりのこころを大切に