体の中では、酸性とアルカリ性のバランスが、きわめて厳密に守られており、わずかな偏りでもいろいろな障害を起こす。
血液のpHはおよそ平均は7.40で中性であるが、消化器系のpHはこれと異なって、強酸性からアルカリ性まで、さまざまである。
(PH)
・唾液 6.4~7.0
・胃液 1.5~2.0(強酸性)
・尿 4.5~7.5
これらの平衛が乱されると血液や腎臓の働きによって、酸を中和することで平衡状態に戻される。血液中の酸中和物質は、炭酸水素ナトリウム、血しょうタンパク質、ヘモグロビンなど。また腎臓は酸を尿中に排泄する。