健康管理の栄養学

酸化・還元

酸化・還元は、1つの化学反応を両面から見たときの表現で、同じことを表す。

  • 電子を失う反応を酸化という。
  • 電子を得る反応を還元という。

化学反応の場合には、一方が電子を失えば、必ず一方は電子を得る。一般には、酸素と化合することを酸化といい、すでに化合している酸素を失うことを還元といっているが、酸素が関係しない反応の場合でも、酸化・還元はある。

酸素が、いろいろな元素と反応して酸化物を作るときには、熱が発生したり光を発生したりする・これを燃焼という。

体内でいろいろな栄養素が酸素と反応する場合も酸化・還元という。この酸化・還元反応によって得られたエネルギーは、ひとまずATPに蓄えられたあとで、生体合成やエネルギー消費に使われる。

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