食事療法は、大きく分けるとると2つの目的により行なわれる。
1つは、主として食生活・食習慣の偏重に起因する疾患を是正するために行なわれるもので、肥満症・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症などがこの範囲に入る。いわゆる成人病の大部分がそうである。
2つめとして食生活・食習慣以外の原因の疾患の、冶療の補完・バックアップとして行なわれる食事療法がある。
この2つの目的と、対応する病気の種類、その回復段階、患者の嗜好などによってさまざまなバリエーションが考えられている。