水素イオンは、すっぱい味の素。酸の分子中の水素は、水に溶けると電子を手離して、分子から離れ、電気的にプラスの性質を示す。これを水素イオンといい、H+で表わす。
すべて、酸といわれるものはこの水素イオンを放出する。いいかえると、すっぱい味というのは、電子を手離して電気的にプラスの件質を持った裸の陽子(水素イオン)の味であるといってもいい。