健康管理の栄養学

水・水分

水分は、人体を構成する物質の中で最も多い。成人男子の平均では、体重の55%、成人女子では40~60%が水分である。このうちの10%を失うと生命が危険となり、20%を失うと死を招く。

生体内の水分の生理機能は非常に重要で、主なものとしては以下のような働きをしている。

1) 体成分の一部
体内の化学反応は、すべて水分の中で水分とともに行なわれている。

2) 溶液
有効なイオン化のための最もよい溶媒となる。これにより、体の電解質のバランスが維持される。

3) 誘導体
栄養素の吸収・運搬・配給のすべてを水分がになっている。また、老廃物の誘導・運搬も水分が行なう。

4) 体湿調節
尿や汗などによって、体湿を一定に保っている。

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