チトクロムは、鉄分を含んだいく種類かの酵素の総称。クエン酸回路で得られた電子は、次の段階として電子伝達系に入るが、この電子伝達系の中で次々に電子を受け渡していく役目をしているのがチトクロムである。
チトクロムによって段階的にエネルギーを放出した電子は、最後に酸素と結びつき(このとき酸素のO2はマイナスイオンとなる)、この酸素はただちに水素イオンH22個と反応して水となる。チトクロムは呼吸酵素ともいわれている。