健康管理の栄養学

糖尿病

糖尿病は、代表的な糖質代謝障害の1つ。糖尿病にはインシュリン不足説と、糖過剰低下説がある。いずれにしても、糖を処理するインシュリンが、相対的にに不足して、処理しきれなくなった糖が尿とともに体外に排出されてしまうのが特色。

急性の合併症として糖尿病性昏睡をおこしたり、慢性の場合には網膜症や腎症、ときには神経障害をおこすこともある。

糖尿病は、遺伝的な体質も関係しているといわれている。若年型糖尿病の場合には、インシュリンを分泌するランゲルハンス島の機能障害が多く、成人型糖尿病は肥満によるインシュリンの不足が原因であることが多い。

糖尿病の症状としては、(1)のどのかわき、(2)糖が尿中に出て悪臭をはなつ、(3)血糖値が高い、(4)肥ったあとで、やせていく、(5)若年型は急激で、しかもやせているのがふつう、などの特色がある。
治療としては、インシュリン補強という方法がとられるが、成人型ではインシュリン補強は応急的なもので、食事療法が基本となる。

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