健康管理の栄養学

動脈硬化・動脈硬化症

動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症という。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがあるが、注記のない場合はアテローム性動脈硬化を指すことが多い。

動脈硬化には、コレステロールがよく心配されるが、コレステロールは体に必要なものであって、体内でも合成される。食べ物から得るコレステロールの比率は低い。

ただし、飽和脂肪酸はコレステロールのいい原料となるので、これを多量に含む四つ足の動物性の脂肪の摂取には注意が必要であることが指摘されている。

逆にリノール酸やリノレン酸のような不飽和脂肪酸は、血中のコレステロールを下げる作用があるといわれている。魚類の脂肪には不飽和脂肪酸が多いために、あらためて魚肉の効用が見直されている。

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