健康管理の栄養学

ノイローゼと心身症

ノイローゼのノイロというのは神経のこと。神経の働きは、体の内外の環境に適応するように反応することと定義してもいいが、その環境適応反応が異常に昂進して、体に異常状態をきたすことをノイローゼという。

神経を刺激する要因は、単に精神的なストレスだけとは限らない。外的条件や体内部のストレスなども要因になることがある。ノイローゼの一般的な症状としては過度の不安感に基づく脅迫観念に、さらに動悸や息切れという生理的反応が加わる場合もある。

これに対して心身症というのは感情的な要因が体のさまざまな障害をひきおこす因子になっていたり、逆に胃潰瘍や十二指腸潰瘍、ぜん息、皮膚病など病気が精神面に異常な影響を与えたりするときの状態をいうが、ノイローゼのある段階との区別は必ずしも明確ではない。

一般的には、神経症が体の諸器官に悪い影響を与えている段階を心身症といっているようである。食思不振症なども、心身症の一つと考えられる。

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