健康管理の栄養学

母乳

人エミルクが発達しても、赤ちゃんの栄養としては、母乳が最もよいといわれる。その理由はたくさんある。

  • ビタミンDと鉄分を除き、あらゆる栄養成分が母乳には完備している。
  • 母乳に含まれている病気に対する抗体が赤ちゃんを守る。この抗体のもとは、それぞれ特異的なものであるから、牛乳その他には含まれていないものが多い。
  • 母乳の赤ちゃんは、ミルクなどによる塩分過多(過ナトリウム)におちいることがない。
  • 母乳の赤ちゃんは、めったに肥満児にはならない。
  • 人工栄養にときとして見られる消毒不充分による障害の心配もない。

その他、疫学的に見ても、母乳の赤ちゃんの場合には、下痢・嘔吐・呼吸器感染症などが人工栄養の赤ちゃんより少なく、乳児死亡率も低いことが指摘されている。

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