健康管理の栄養学

年齢・性別による栄養上の注意事項

1) 乳児の栄養
最近、人工栄養児が増加しているが、母乳と違って、人工栄養児は感染性疾患にかかりやすいといわれる。母乳は乳児にとって理想的な栄養素なのである。

2) 満1歳~5歳の幼児の栄養
好ましい食習慣が形成される大事な時期といわれている。偏食の習慣はこの時期に発生するので、充分な注意が、必要。タンパク質は多めがいいといわれる。タンパク質不足は脳の発育にも悪影響を与える。

3) 思春期の女子の栄養
10歳から14歳ぐらいの女子の場合は、特にタンパク質・カルシウム・鉄・ビタミン類を多めにとる必要がある。

4) 女性の栄養
女性の場合はことに月経による血液損失があるため、充分な注意が必要であり、タンパク質や鉄分の充分な摂取を心がけること。最近は若い女性の鉄欠乏性貧血が問題となっている。妊娠時の女性の栄養不充分は、自分の体だけでなく、胎児にも影響を及ぼす。

5) 老人の栄養
偏食に陥りやすい。食欲もおとろえ⊂くる一方、食ぺすぎることもあって栄養のバランスが崩れやすくなる。歯が悪くなり、消化機能も衰えるので、貧血になったり便秘になったりしがちである。

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