食べ物をエネルギーとして使う場合、直接体の活動に使うほかに、消化や吸収のための胃や腸の働きにもエネルギーを使う。
糖質や脂肪の分解には、それほどのエネルギーは使われないが、タンパク質が体内で分解処理される場合には、無視できないエネルギーロスとなる。
食べ物を今、タンパク質だけだと考えると、本来それが持っているエネルギーの30%ぐらいが、消化・吸収などのために使われる。これを特異動的作用という。
ほかの糖質や脂肪などに混在しているふつうの食事の食べ物の場合でも、本来それが持っているエネルギー量の10%ぐらいは、体内処理のために使われている。