エラスチンは、血管の壁や、とくに心臓に近い大動脈や靱帯に大量に含まれているタンバク質。
コラーゲンや多糖と結合し、引っぱると伸びるゴムのようなタンパク質である。アミノ酸組成ではグリシンが3分の1に達し、プロリンも多い。
キリンの首をはじめ、草食動物の首の伸縮性は、このエラスチンというタンバク質が発達しているからであるといわれる。