エンゲル係数は、家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのこと。一般にこの係数が高いほど生活水準は低いとされる。
一般に食料費は、固定的・必然的性格が強いから、所得が高くなれば食料費の比率は全体の中では低くなると言う点に着目し、ドイツの社会統計学者エンゲルが1857年の論文で発表した。これをエンゲルの法則という。
エンゲル係数の高低が、生活水準を表す指標となっているが価格体系や生活慣習の異なる社会集団の比較には必ずしも一般的法則ではない。