エントロピーは、もともとは物理学上の用語で、原子・分子の集団としての物質に見られる秩序の程度、のことをいう。秩序がバラバラの状態を、エントロピーが大きい状態といい、きちんと秩序立っている状態を、エントロピーの小さい状態」という。
自然界の物質というのは、常にエントロピー増大の方向に動いているが生物体というのは、それに逆らってきちんと秩序立てたものであるということがいえる。
そこでシュレーディンガーは、私たもが生きているための唯一の方法は、周開の環境から負(マイナス)のエントロピーをとり入れることであると表現した。生物とうのはエントロピーの小さい状態のとであり、それが増大すると死に至る。