健康管理の栄養学

クエン酸

クエン酸は、カルボン酸のひとつで、レモンや橙など柑橘系の果実に多く含まれている。クエン酸は、枸櫞酸と記されるが、枸櫞とは中国産のレモンの一種のこと。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因っている部分が多い。また、梅干にも多量に含まれている。

クエン酸の水溶液は弱酸性を呈する。常温で無色あるいは白色の固体であり、揮発性は無く無臭であるが潮解性があるので保存には注意が必要。工業的にはデンプンの発酵によって作られている。

クエン酸を摂取すると、運動時に嫌気呼吸が起こらないために乳酸が生成されず疲れにくいとの説がある。また、エタノールの分解を助けると考えられ、クエン酸は薬局等で市販されている。その他に、クエン酸は、利尿作用があるとされている。

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